2021.06.16
いつ幸せになるのか?

人生の目的は幸せになることです。 成功したいと思うのも、達成したいと思うのも、 誰かに貢献したい、役に立ちたいと思うのも。 それを通して、自分が幸せになりたいから。 だから、人生の目的は、【幸せ】になること、と言えそうです。 では、いつ幸せになるのでしょうか? ちょっと考えてみて頂きたいのです。 ・・・ ・・・ ・・・ 成功した時でしょうか? 達成した時でしょうか? 家族と過ごしている時でしょうか? では、それ以外の時は【幸せ】ではないのでしょうか? 私たちはこの社会の暗黙の約束事として、 「社会の競争の中で成果を出し、自尊感情を高めることが幸せである」 と刷り込まれています。 「より偏差値の高い学校に入ること」 「甲子園やインターハイに出場すること」 「より有名な企業や安定した企業に就職すること」 「より高い年収を稼ぐこと」 「より幸せな結婚をすること」 「子供をつくること」 「より立派な子供に育てること」 ステレオタイプの幸せを求め、足りないものを埋め、競争し、成長と成功を求め、 その達成感を味わうために努力します。 しかし、その条件を達成した、達成感はどれほど続くのでしょうか? 達成感は一生ずーっと続くのでしょうか? いいえ、達成感はほんの刹那の瞬間に消えます。 何かを達成した瞬間に、満足せず人は次の条件を探すものです。 そして、いつも何かが足りない、課題ばかりに向き合い、 人生に満足できないということにならないでしょうか? 私も実はずーっとそうやって生きてきました。 「ハングリー精神」「競争力」が何よりも大切だと考え、 理想が高いことこそが、人生においてもっとも大切な事だと。 私は30代にビジネスで成功しましたが、 1度たりとも仕事や収入で満足したことはありませんでした。 良く言えばストイック、悪く言えば完璧主義。 家族にも「成功したら幸せにしてやれるから待っててくれ」 そして、30代は幸せだったかと聞かれたら、幸せではありませんでした。 ずっと焦っていました。ずっと満足できませんでした。 では私たちは人生で「いつ幸せになるのでしょうか?」 長くなりましたので、その答えはまた来週にします。