株式会社iGENE

COLUMN

2019.11.01

”期待”の取り扱い方

こんにちは。 トレーナーの根津啓祐です。

 

皆さんは自分に期待していますか?

この質問は当社マスタートレーナーの吉田が研修中に受講生に聞く質問です。

 

 

このコラムを読まれている皆さんはこの質問に対してどのように答えますか?

 

 

きっと人生を良くしたいと思っている人であれば100%の人が「YES」と答えると思います。

 

 

ここで注目したいのは、この質問にYESと答える人の多くは、この期待の取り扱い方を間違えてしまっているがゆえに苦しんでいます。(それが原因だと気づいているかどうかは置いておいてです。)

 

 

「自分に期待して、一体何が悪いの!?」と思う人もいると思います。

実は、このコラムを書いている私もほんの少し前までそう思っていました。

 

 

もちろん自分に期待すること自体は悪いことではありません。

ですが、問題なのは、自分への期待が大きすぎるあまりに、そのように出来ていない自分を裁いてしまうこと、それこそが問題なのです。

 

 

自分はもっとできるんだと信じている人であればあるほど、そうなれていない自分を責めてしまうのです。

 

 

大事なのは期待の取り扱い方なのです。

 

 

期待通りにいっていない自分も、かけがえのないステキな自分だと思えるかどうかなのです。

 

 

それを受け入れた時、心は想像以上に軽くなります。

 

 

最近、動画サイトで偶然拝見した、ある大学の卒業式でのお笑い芸人のスピーチでも同じような話がありました。

 

「養成所を辞めていった人と自分との違いは何なのか。それは能力の違いではない。もしかしたら辞めていった人は、自分はこうでなければならないという自分に課してたものが大きかったのではないか。だから評価されないとき、とても辛かったのではないかと思う。

その点においては、自分は受け入れる態勢はできていた。」

 

というようなお話でした。

 

 

自分への期待はとても素晴らしいことです。

 

ですが、今もし自分が期待通りにいってないなと感じていたら、「まぁ、今はこんなものかな。」と肩の力を抜いて、一度自分を肯定してみると、過去でも未来でもなく、今の自分が愛おしく感じるかもしれませんね。

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